X線異物検査機とは?金属検出機との違いも解説

公開日:2025/11/15
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異物検査機は人が目視で確認できないような小さな物を発見できる機器です。食品や薬品など人が口にするものは、安全性が重要視されます。物の内部を検査する検査機にはさまざまな種類のものがあるため、特徴や違いを確認の上活用する必要があるでしょう。今回は異物を検査する製品の選び方や特徴について解説します。

X線異物検査機の仕組みと特徴

どのような特徴や仕組みがあるのか知っておくことで、どういった製品を導入するか検討しやすくなるでしょう。

X線異物検査機の仕組み

人の体をレントゲン撮影するのと同じ仕組みで検査します。物を透かすことで中の様子を確認し、異物があるかどうかチェック可能です。X線をビーム上に照射し、透過量を計測して画像にします。異物の検出だけでなく、非接触で製品の形状不良も確認できます。

また金属だけでなく、骨、ガラス、石、ゴムといったさまざまな物を検出可能です。X線というと被ばくが心配な方もいるかもしれません。X線異物検査機で用いる放射線の量は自然界で日常的に受ける被ばく量より低く、特別な資格がなくても使用できます。さらにX線の照射はスイッチをオフにすればすぐに止まるため安全です。

X線異物検査機の特徴

さまざまな材質の異物を検出でき、検査品と比較して密度の高い物が発見しやすいという特徴があります。一方で水に浮くような物質は密度が低いため検出が難しいのが欠点といえるでしょう。また、対象物を包装する際に包装フィルムを圧着しますが、圧着部分に異物が挟まってしまうと密封できないため、しっかり密封できているか確認する検査です。

密封できていないと内容物の保存性を損なわれたり、包装の見た目が悪くなったりするといった問題が起こります。密封できているか、商品が入っていないなどの不備がないかを発見できるほか、商品の大きさの異常、割れや欠け、穴などがあるかどうかも確認できるため、包装内の安全性を確保できます。X線異物検査機はかみこみ検査も行える製品があるため、必要があれば同時検査できる性能のものを導入してみてもよいでしょう。

金属検出機の仕組みと特徴

どのような特徴があるのか、現場で活用できるかどうか確認してみましょう。

金属検出機の仕組み

金属が通った際に磁界が変化することを利用し、異物を検出します。

小型、大型、食肉用、薬品用、液体用など用途に合わせてさまざまな製品があるため、製品選びも重要です。

金属検出機

ホチキスの針やカッターなど薄い欠片、ボルトやワッシャーから出るサビ片、包丁の刃こぼれなど小さな欠片などを検出でき、鉄、銅などへの感度が高いのが特徴です。

磁化式金属検出機

鉄やステンレスの切り粉など線状、粉上の細かな異物の検出に優れた機器です。アルミ包材の検査が可能な点が特徴です。

X線異物検査機と金属検出機の具体的な違い

異物を検出するのにどちらを使おうか決めかねている場合は、具体的な違いを知ることで導入するものを決める材料になります。どちらの機器も得意な点、不得意な点があるため、検査できる内容を確認してみてください。

内部検査

金属検出器は包装が金属のものは検査できません。一方、X線異物検査機は金属包装でも検出できるという違いがあります。

小さな金属

金属検出器は薄い箔状やサビのような粉状の小さな金属、金属成分を含んだインクなどを高感度で検出します。

長所を活かして検査するのがおすすめ

検査機の特徴、強みや弱みなどを把握した上で、導入する製品を検討しましょう。それぞれ得意な点、苦手な点があり、検査機器を併用すれば異物検出率アップにつながるため、より安全な工程を求めるのであれば併用を考えてもよいでしょう。とくに食品の安全に関しては消費者の関心は高く、異物が混入した場合大きな問題となる可能性もあります。どのような物が混入しやすいかなどを把握し、最適な検出機の選択が必要となるでしょう。

異物検査の重要性

異物混入は100%避けることはできないため、ある程度は仕方ないのではと思う方もいるかもしれません。しかし、異物混入があった場合は、商品の価値や企業の価値やイメージが下がるだけではありません。人の健康を損なう物の混入が発生してしまった場合、法的な処罰を受ける可能性があるほか、商品回収や賠償金などの金銭的な負担も発生します。

近年はSNSなどの情報共有ツールが発達しており、異物混入などの書き込みやニュースはすぐに拡散してしまうため、厳密な製品管理と消費者の安全確保は入念に行わなければなりません。そのため、企業は防止策をしっかり講じる必要性があります。また、異物混入が発生した場合、異物が何であったか特定して再発防止対策を行うことが必要になるでしょう。

異物混入を防ぐためは

金属が混入するケースとして、製造ラインの機器の摩耗で粉が出てしまった、ねじやパーツが脱落してしまったといったケースが考えられます。異物検査も重要ですが、それ以前に製造機器のメンテナンスや点検をしっかり行う、異物になりにくい機器や部品を選定するといった対応も必要です。

まとめ

工場の製造現場では日々食品、医療品、医薬品などさまざまなものが生産、加工されています。人の目で異常や異物を発見もできますが、微小な異物を発見するには検査機を活用する必要があるでしょう。検査機によって検出が得意な物、苦手な物があり、製品の厚みや大きさなども影響します。検査するものに合わせて製品を選び、併用することで安全性を高められるでしょう。気になる製品があればメーカーからカタログを取り寄せ、見積もりを出してもらうなどしてみてはいかがでしょうか。

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