アイビット

公開日:2025/04/24 最終更新日:2025/05/22
独自技術で実装基板の裏面キャンセルが可能!幾何学倍率1,000倍の高解像度を実現

アイビット

アイビットのメイン画像 引用元:https://www.i-bit.co.jp/

おすすめポイント

  • Point

    実装基板の裏面キャンセルが可能

  • Point

    幾何学倍率1,000倍

  • Point

    手厚いアフターフォロー

基本情報

幾何学倍率1,000倍
アフターフォロー保守契約により、修理期間中も代替品の貸出あり
主な導入企業パナソニック、富士通、本田技研工業、三菱重工業、シャープ、京セラ 、トヨタ自動車
ショールームあり
会社概要株式会社アイビット
本社:神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク(KSP)東棟6階
アイビットは、独自の「X線ステレオ方式®︎」を導入したX線検査装置を製造・販売し、保守までワンストップで行っている会社です。ここでは、そんなアイビットが提供する技術やサービスについて詳しくご紹介するので、X線検査装置の導入や交換を検討している方はぜひチェックしてみてください。

アイビットの特徴①独自の「X線ステレオ方式®︎」

アイビットの画像アイビットが提供するX線検査装置の大きな特徴として、「X線ステレオ方式®︎」を採用していることが挙げられます。ここでは、そんなX線ステレオ方式®︎についての詳細や、それを発展させた「X線ステレオCT機能」について見ていきましょう。

X線ステレオ方式®︎とは

従来のX線透過原理による検査では、基板の裏面に実装されたチップ部品なども映り込んでしまい、表面と裏面の画像が重なってしまうため、正確な検査を行うことが困難でした。

一方、アイビットが独自に開発した「X線ステレオ方式®︎」は、基板の表面と裏面を明確に区別して検査できるため、はんだ接合部が直接見えない部品や両面実装された基板に対しても的確な検査を行えます。また、従来のX線CT方式とは異なり、断層画像の取得を必要としないため、わずか数秒での高速検査が行える点も、アイビットのX線ステレオ方式®︎ならではの特徴です。

さらに、基盤の中央付近のみCT撮影が可能という装置があるなかで、アイビットの装置ならMサイズ基板330x250mmや大型基板600x600mmのどこでも、CT撮影板上にCTの死角がありません。

X線ステレオ方式®︎でできること

X線ステレオ方式®︎では、異なる角度からX線撮影を行うため、実装基板の裏面がキャンセルできるという特長もあります。また、CT方式のように断層画像を必要としないため、4~5秒という短時間でキャンセルを可能にしています。

そして、裏面がキャンセルされたことでチップ部品は消えて、同一面のブリッジは残ります。さらにBGA以外でもLGAやQFNなどのはんだ接合部を直視できない部分、両面実装基板の検査なども可能にしてくれるのがX線ステレオ方式®︎のよさです。

X線ステレオCT機能

「X線ステレオCT機能」は、アイビット独自の「X線ステレオ方式®」をさらに発展させ、撮影枚数を増加させることで断層撮影を可能にした検査方式です。CTスキャンの原理を応用しており、基板の上層から下層まで、最大で300層のスライス断面を取得できるようになっています。
※X線ステレオCT機能はオプションで利用できる機能です。

アイビットの特徴②幾何学倍率1,000倍

アイビットの画像アイビットのX線検査装置は、倍率が高いことも大きな特長のひとつです。ここでは、実際の解像度など、倍率について詳しく見ていきましょう。

1.4倍から1,000倍まで対応可能

アイビットのX線検査装置は、従来型の高倍率が更に向上し、低倍率では1.4倍、高倍率では1,000倍までシームレスに変更できるようになっています。φ40×40mmのBGAパッケージを一視野で観察したり、はんだボール1個(φ0.5)を画面いっぱいで観察したりと、幅広い方法で利用できるのです。

なぜアイビットのX線検査装置の倍率が高いのかというと、それはX線管の構造が透過型ターゲット方式だからです。これまでは高価格の開放型X線管のみの方式を採用していましたが、廉価な密閉管X線管を使用することで、同じ方式を実現しました。

高解像度で見やすい

高倍率であることに加え、高解像度であることもアイビットのX線検査装置の特徴です。たとえば装置カタログに「空間分解能=5μm」と記載がある他社製品と比較した場合、実際に画像を見てみるとその解像度はアイビットの製品が大きく上回るのです。

アイビットの公式サイトでは、他社の解像度と比較した画像も掲載されているので、ぜひ確かめてみてください。より解像度が高い製品を探している方には、アイビットのX線検査装置がおすすめです。

アイビットの特徴③アフターフォローが充実

アイビットの画像アフターフォローの体制が整っており、万が一の故障時にもさまざまなサポートを行ってくれるのもアイビットが選ばれている理由のひとつです。ここでは、そんなアイビットの保守について詳しくご紹介します。

保守サービス

X線検査装置は、消耗部品である「X線管」の定期的な交換が不可欠です。しかし、X線管の修理には通常約3か月を要し、その間は検査工程が停止してしまうおそれがあります。その点アイビットでは「保守契約」を結ぶことで、停止する期間を最短にできる体制を整えています。

保守契約を結んでいる場合、修理期間中は代替のX線管を貸し出してくれるため、代替品が届き次第、継続して検査を行えるようになります。また、X線カメラや制御用PCといった周辺機器についても、同様に保守契約によって迅速な対応と復旧を可能にしているのです。

とくにPCについては、OSのバージョン移行により、数年後にはメーカーによる保守対応が困難になるケースも見受けられます。アイビットでは、こうした状況にも対応すべく、旧OS搭載のPCを最新のWindows PCへ置き換える形で修理・対応を行うことが可能です。

そしてこのような対応ができるのは、すべての製品開発を自社で手がけているからです。保守やメンテナンスまでの流れも一箇所に依頼できるという点も、アイビットのX線検査装置を利用する大きなメリットといえるでしょう。

世界各国で保守対応

アイビットの保守対応は日本に留まらず、世界各国で行えることも大きな特徴です。台湾や韓国、中国、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピンといったアジア圏以外のほか、欧州や北米でも保守を提供しているため、世界に拠点を持つ企業も安心して利用することができます。

まずは公式サイトをチェックしてみてよう!

独自技術のX線ステレオ方式®︎を導入し、高解像度、高倍率の検査を可能にしているアイビットのX線検査装置が気になったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。サイトからはカタログ請求もできるので、より詳しく知りたい方はそちらも活用してください。

アイビットの製品一覧

  • ILX-1000j /1100 /2000
    事例画像1引用元:https://www.i-bit.co.jp/
    寸法W1,245×D1,400×H1,400mm
    検査項目■BGAのはんだ未接続部の観察
    ■LGAの接合不良
    ■パワーデバイス検査用X線装置
    ■BGA検査・実装基板検査
    ■電池検査・リチウム電池検査
  • FX-300tR2
    事例画像2引用元:https://www.i-bit.co.jp/
    寸法W1,000×D880×H1,350mm
    検査項目■BGAのクラック観察
    ■ICのワイヤーボンディングの観察
    ■プリント配線板の不良
    ■実装基板のスルーホールX線観察
    ■LGAのはんだ接続
    ■基板内層パターン
    など
  • FX-300tRX2 with CT
    事例画像3引用元:https://www.i-bit.co.jp/
    寸法W1.3×D1.1×H1.45m
    検査項目■実装基板のBGA等のはんだ部の検査
    ■LEDのフリップチップ実装のはんだ部の検査
    ■パワーデバイス(IGBT)の2層はんだ部のボイド検査
    ■ICのワイヤーボンディングの観察
    など

アイビットの検査画像一覧

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会社名アイビット島津製作所東芝ユニファイドテクノロジーズ(旧:東芝ITコントロールシステム)ソフテックス松定プレシジョンポニー工業ビームセンス
特徴実装基板の裏面キャンセルが可能視認性がよく直感的な操作を実現座り作業、立ち作業のどちらでも使い勝手の良いデザイン軟X線検査装置の提供を続けて70年以上コンパクトながら高性能西日本唯一のJCSS登録事業者画像保存機能によりトレーサビリティー対応が可能
幾何学倍率1,000倍記載なし記載なし記載なし記載なし約100倍10倍
アフターフォロー保守契約により、修理期間中も代替品の貸出あり保守契約により、トラブル発生時は優先的に対応記載なし年1回の定期点検を実施調査・修理・校正の依頼を受け付けているJIS規格の仕様に基づき点検・校正を実施記載なし
主な導入企業パナソニック、富士通、本田技研工業、三菱重工業、シャープ、京セラ 、トヨタ自動車記載なし記載なしルネサスエレクトロニクス、トヨタ自動車、村田製作所、吉野工業所、東京電力、東京大学、製品評価技術基盤機構記載なし記載なし記載なし
ショールームありあり記載なしありあり記載なしあり
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